奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
あまりな言い草に、ザフィーラはわなわなと震え始めた。叫ぶ声が上ずっている。
「ディーデリック皇太子! いくらなんでも失礼ではないか?」
国王が、じろりとディーデリックを睨みつけた。意味のないことを、ディーデリックが言うはずなどないのに。
「失礼? 実際、この女は俺に毒を盛ろうとしたぞ」
「娘が、そんなことするはずないわ!」
デリアまで、参戦してきた。娘をかばいたいという気持ちは立派なものかもしれないが、巻き込まれる側にとってはいい迷惑だ。
「エリュシアの部屋の茶葉に、毒物が混入されたんだ――俺が目的だったんだろう?」
「な、な……なんてことを! その娘の部屋の茶葉に毒が盛られたところで、あなたは関係ないではないですか!」
叫ぶデリアを、ディーデリックは睨みつけた。彼の眼光の鋭さに、デリアは口を閉じてしまう。
「何を言ってるんだ? 俺があの部屋で茶を飲むことぐらい知っているだろうが。エリュシアの部屋の警備はさほど厳重ではないし、俺の部屋の茶葉に毒を盛るより楽だと判断したのだろう」
「違う、違うわ――」
「ディーデリック皇太子! いくらなんでも失礼ではないか?」
国王が、じろりとディーデリックを睨みつけた。意味のないことを、ディーデリックが言うはずなどないのに。
「失礼? 実際、この女は俺に毒を盛ろうとしたぞ」
「娘が、そんなことするはずないわ!」
デリアまで、参戦してきた。娘をかばいたいという気持ちは立派なものかもしれないが、巻き込まれる側にとってはいい迷惑だ。
「エリュシアの部屋の茶葉に、毒物が混入されたんだ――俺が目的だったんだろう?」
「な、な……なんてことを! その娘の部屋の茶葉に毒が盛られたところで、あなたは関係ないではないですか!」
叫ぶデリアを、ディーデリックは睨みつけた。彼の眼光の鋭さに、デリアは口を閉じてしまう。
「何を言ってるんだ? 俺があの部屋で茶を飲むことぐらい知っているだろうが。エリュシアの部屋の警備はさほど厳重ではないし、俺の部屋の茶葉に毒を盛るより楽だと判断したのだろう」
「違う、違うわ――」