奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
「ああ、やはりご存知でしたか。素晴らしい技術でしょう? 死すべき肉体に縛られることなく、永遠の命を得る――まさに神の領域です」
そう語るドミニクの表情は恍惚としていて、自分の行いが間違っているとはまったく考えていないように見えた。
「神の領域ですって? あなた達がやったのは、人殺しだわ! 他の人の魂を奪うなんて……!」
エリュシアが声を震わせた。
一度目の人生、皇帝にすべてを奪われた時のことを思い出す。胸を貫かれ、魂が身体から引きずり出されて――絶望の中、意識が暗闇に飲み込まれたあの時のことを。
「人殺し? 私達は、より高次の存在を生み出したのですよ。陛下は、もはや一人の人間を超越した存在となられた」
エリュシアがくってかかっても、ドミニクは動じなかった。その語り口は、出来の悪い生徒を導く教師のようにも思える。
(この人、本気でそう思っているのね……)
彼の口調から、エリュシアはそれを理解した。
「何人殺した?」
「数えたことはありませんね。重要なのは数ではなく、結果です」
そう語るドミニクの表情は恍惚としていて、自分の行いが間違っているとはまったく考えていないように見えた。
「神の領域ですって? あなた達がやったのは、人殺しだわ! 他の人の魂を奪うなんて……!」
エリュシアが声を震わせた。
一度目の人生、皇帝にすべてを奪われた時のことを思い出す。胸を貫かれ、魂が身体から引きずり出されて――絶望の中、意識が暗闇に飲み込まれたあの時のことを。
「人殺し? 私達は、より高次の存在を生み出したのですよ。陛下は、もはや一人の人間を超越した存在となられた」
エリュシアがくってかかっても、ドミニクは動じなかった。その語り口は、出来の悪い生徒を導く教師のようにも思える。
(この人、本気でそう思っているのね……)
彼の口調から、エリュシアはそれを理解した。
「何人殺した?」
「数えたことはありませんね。重要なのは数ではなく、結果です」