奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
低い声でディーデリックが問いかけるが、ドミニクはどこ吹く風といった様子だった。自分のしてきたことは間違っていない。そう信じているのが伝わってくる。
「ええ。陛下は永遠の皇帝となられた。帝国は、もう後継者争いに悩まされることはありません」
シャリーンが、壁際の棚から厚い書類の束を取り出した。
ドミニクから話を聞こうとしても無駄だと思ったのかもしれない。
「殿下、こちらを」
シャリーンが差し出したのは、犠牲者のリストだった。名前、年齢、出身地、そして魂を奪われた日付が几帳面に記録されている。
「……こんなに多くの人を」
エリュシアは、リストに目を通して愕然とした。最初の記録は、三十年前だ。
(……つまり、この頃から皇帝は変わっていないということかしら)
六十歳を超えた皇帝だが、彼の外見は三十代から変化していない。この頃から、肉体の年齢は変わっていないということだろうか。
「最初の犠牲者は……第三側妃」
「優秀な素材でした」
ドミニクが、誇らしげに語る。
「ええ。陛下は永遠の皇帝となられた。帝国は、もう後継者争いに悩まされることはありません」
シャリーンが、壁際の棚から厚い書類の束を取り出した。
ドミニクから話を聞こうとしても無駄だと思ったのかもしれない。
「殿下、こちらを」
シャリーンが差し出したのは、犠牲者のリストだった。名前、年齢、出身地、そして魂を奪われた日付が几帳面に記録されている。
「……こんなに多くの人を」
エリュシアは、リストに目を通して愕然とした。最初の記録は、三十年前だ。
(……つまり、この頃から皇帝は変わっていないということかしら)
六十歳を超えた皇帝だが、彼の外見は三十代から変化していない。この頃から、肉体の年齢は変わっていないということだろうか。
「最初の犠牲者は……第三側妃」
「優秀な素材でした」
ドミニクが、誇らしげに語る。