奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
 まだ、宰相は腰が抜けているようで立ち上がることができないでいる。
 彼に手を貸して立ち上がらせているディーデリックを見ながら、エリュシアは小さな笑みを漏らした。
『あとで』『ゆっくり』という言葉を使っても、なんの違和感もない。
 もう、安心して明日を迎えられる。そのことに気付いたから。

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