奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
トーマスは、エリュシアの上司という立場になる。そのため、言葉遣いも、以前とは変えていた。
「ええ、任せてください」
工房の人達も皆いい人ばかり。トーマスの連れてきたエリュシアを敵視することなく、自由にやらせてくれる。ありがたかった。
「……では、試作品を作ったら、ご報告しますね!」
「よろしく頼むよ」
トーマスに話を通してから、工房へと戻る。魔道具を作るのは、繊細な作業だ。
まずは、本体を用意する。
これは魔道具師の仕事ではなく、商会が提携している職人に頼む。
いずれ売り出す時には、華やかな色に塗ったり、彫刻を施したりするのだろうが、今回は設計図通りにシンプルに作ってもらう。
「……髪乾燥器を木で作るのか?」
職人のところに行き、設計図を出して説明すると、彼は不思議そうな顔になった。
「ええ。新しい設計を試してみようと思って。その設計だと、魔宝石を小さくできるから本体を木製にできるはずなの」
「なるほど」
本体を作ってもらっている間に、エリュシアは魔道具の中に入れる魔術回路を作る。
「ええ、任せてください」
工房の人達も皆いい人ばかり。トーマスの連れてきたエリュシアを敵視することなく、自由にやらせてくれる。ありがたかった。
「……では、試作品を作ったら、ご報告しますね!」
「よろしく頼むよ」
トーマスに話を通してから、工房へと戻る。魔道具を作るのは、繊細な作業だ。
まずは、本体を用意する。
これは魔道具師の仕事ではなく、商会が提携している職人に頼む。
いずれ売り出す時には、華やかな色に塗ったり、彫刻を施したりするのだろうが、今回は設計図通りにシンプルに作ってもらう。
「……髪乾燥器を木で作るのか?」
職人のところに行き、設計図を出して説明すると、彼は不思議そうな顔になった。
「ええ。新しい設計を試してみようと思って。その設計だと、魔宝石を小さくできるから本体を木製にできるはずなの」
「なるほど」
本体を作ってもらっている間に、エリュシアは魔道具の中に入れる魔術回路を作る。