奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
いくら皇太子の頼みとはいえ、魔道具師ギルドの長が、そうそう簡単に面会してくれるとは想像もしていなかったのだ。
だが、ディーデリックはある程度の事情をシャリーンに説明したようだ。
「……そうですか」
男性の多い職人世界でも、魔道具師に比較的女性が多いのは、肉体的な力に関係なく、魔力操作の技術で勝負できる面が大きいからだ。
女性魔道具師の中には優れた業績をあげる者も多数いて、今から会おうとしているシャリーンもその一人であった。
この国に来た時連絡を取ることも考えたが、『エリュシア』ではなく『エリア』としての入国だったので、諦めたという経緯がある。
魔道具師として名を上げれば、いずれ会えるかもしれないと期待していたけれど、今回は、ディーデリックの力を借りることにした。
「ようこそおいでくださいました、殿下」
魔道具師ギルドの最奥、ギルド長の部屋に案内された時出迎えてくれたのは、年齢不詳の女性だった。
背は高く、すらりとしている。
ギルド長のまとうローブの袖口からのぞく手首は細いが、弱々しさはまったく感じられず、長い手足が彼女の動きに優美さを加えていた。
だが、ディーデリックはある程度の事情をシャリーンに説明したようだ。
「……そうですか」
男性の多い職人世界でも、魔道具師に比較的女性が多いのは、肉体的な力に関係なく、魔力操作の技術で勝負できる面が大きいからだ。
女性魔道具師の中には優れた業績をあげる者も多数いて、今から会おうとしているシャリーンもその一人であった。
この国に来た時連絡を取ることも考えたが、『エリュシア』ではなく『エリア』としての入国だったので、諦めたという経緯がある。
魔道具師として名を上げれば、いずれ会えるかもしれないと期待していたけれど、今回は、ディーデリックの力を借りることにした。
「ようこそおいでくださいました、殿下」
魔道具師ギルドの最奥、ギルド長の部屋に案内された時出迎えてくれたのは、年齢不詳の女性だった。
背は高く、すらりとしている。
ギルド長のまとうローブの袖口からのぞく手首は細いが、弱々しさはまったく感じられず、長い手足が彼女の動きに優美さを加えていた。