奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
「行方不明になっている者の中には、父に関係する者もいる――いずれにしても、このまま放置しておくわけにはいかない。手を貸してくれないか」
「……と言いますと?」
ディーデリックを見透かそうとしているような顔をして、シャリーンは問いかける。ディーデリックは、それに真摯に向き合うと決めたようだった。
「いきなりあの人を引きずり下ろすのは無理だ。一度失敗しているからわかる――もっと力が、情報が欲しい。そのために、手を貸してくれ」
ディーデリックは率直に頼み込んだ。
シャリーンは何も言わずに聞いていたけれど、感触は悪くないのを、エリュシアは感じ取っていた。
「殿下、あなたは私に何を望むのです?」
「師として彼女を鍛えてほしい。それから、彼女でもわからない魔道具が発見された時には、解析を手伝ってほしい」
身体から急激に引きずり出されたエリュシアの魂。かつての人生でそれを行ったのは、魔道具ではないかとディーデリックは語る。
魔道具の解析ならば、シャリーンの力を借りるのが一番だろう。彼女以上の知識と腕を持つ魔道具師を探すのは難しい。
「……わかった。協力しましょう」
「……と言いますと?」
ディーデリックを見透かそうとしているような顔をして、シャリーンは問いかける。ディーデリックは、それに真摯に向き合うと決めたようだった。
「いきなりあの人を引きずり下ろすのは無理だ。一度失敗しているからわかる――もっと力が、情報が欲しい。そのために、手を貸してくれ」
ディーデリックは率直に頼み込んだ。
シャリーンは何も言わずに聞いていたけれど、感触は悪くないのを、エリュシアは感じ取っていた。
「殿下、あなたは私に何を望むのです?」
「師として彼女を鍛えてほしい。それから、彼女でもわからない魔道具が発見された時には、解析を手伝ってほしい」
身体から急激に引きずり出されたエリュシアの魂。かつての人生でそれを行ったのは、魔道具ではないかとディーデリックは語る。
魔道具の解析ならば、シャリーンの力を借りるのが一番だろう。彼女以上の知識と腕を持つ魔道具師を探すのは難しい。
「……わかった。協力しましょう」