恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
「やはり私から、お祖母様には話しておきます。リリーは何も気にせず──」
「だから、違うの!」
「……リリー?」
少し声を荒げると、アルフレッドは瞳を見開いた。
「私、嬉しかったの。ヴァネッサ様に家族だと思ってもらえてるって……だから、クラレンス辺境伯家のことをもっと知りたくて、その、不躾にメイドたちに話を聞いてしまって」
口を開いたら、思っていたことが次々にあふれ出した。それにアルフレッドは黙って耳を傾けてくれる。
「でも、盗み聞きのようなことをしたとヴァネッサ様が知ったら、悲しまれるかもとか……ご子息を亡くされて辛かったお気持ちを考えたら、その……自分のしたことが恥ずかしくなって……」
時折うんと頷きながら話しを聞いてくれるアルフレッドの優しさに、涙が込み上げてきた。
「私……アルフレッドのお嫁さんになって、クラレンス辺境伯家に来たこと、本当に嬉しく思ってるの。赤ちゃんだって欲しいわ。でも……遺跡に冒険へ行きたい気持ちもなくならないの」
「だから、違うの!」
「……リリー?」
少し声を荒げると、アルフレッドは瞳を見開いた。
「私、嬉しかったの。ヴァネッサ様に家族だと思ってもらえてるって……だから、クラレンス辺境伯家のことをもっと知りたくて、その、不躾にメイドたちに話を聞いてしまって」
口を開いたら、思っていたことが次々にあふれ出した。それにアルフレッドは黙って耳を傾けてくれる。
「でも、盗み聞きのようなことをしたとヴァネッサ様が知ったら、悲しまれるかもとか……ご子息を亡くされて辛かったお気持ちを考えたら、その……自分のしたことが恥ずかしくなって……」
時折うんと頷きながら話しを聞いてくれるアルフレッドの優しさに、涙が込み上げてきた。
「私……アルフレッドのお嫁さんになって、クラレンス辺境伯家に来たこと、本当に嬉しく思ってるの。赤ちゃんだって欲しいわ。でも……遺跡に冒険へ行きたい気持ちもなくならないの」