恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
どうやら納得したアルフレッドは頷いているけど、ちょっと待って。今、長老は「進めるのは一人のみ」っていわなかったかしら。
もしかして、私はここでアルフレッドを見送らないといけないってこと?
困惑していると、再び長老が歩きだした。それを追って足を踏み出し、繋がれたアルフレッドの手を強く握りしめる。
すると、私に応えるように握り返され、アルフレッドが小さく「不安ですか?」と尋ねてきた。
「アルフレッドがいれば大丈夫よ」
絶対に離れないんだからと気持ちを込めて伝えれば、再び静かな声が「心得ています」と応えてくれた。
足音が響く中を進み、辿り着いた扉は重そうな鉄製で、細かな文様が刻まれていた。
所々に錆びがあるけど、本当に開くのかしら。
疑問を抱きながら眺めていると、アルフレッドに「リリー」と名を呼ばれた。振り返った瞬間、身体がふわりと浮き上がった。
何事かと慌てた時に、私はすでにアルフレッドの腕の中だった。横抱きにされている。いわゆる、お姫様抱っこといわれる状態だわ。
「アルフレッド、降ろして。歩けるわ!」
もしかして、私はここでアルフレッドを見送らないといけないってこと?
困惑していると、再び長老が歩きだした。それを追って足を踏み出し、繋がれたアルフレッドの手を強く握りしめる。
すると、私に応えるように握り返され、アルフレッドが小さく「不安ですか?」と尋ねてきた。
「アルフレッドがいれば大丈夫よ」
絶対に離れないんだからと気持ちを込めて伝えれば、再び静かな声が「心得ています」と応えてくれた。
足音が響く中を進み、辿り着いた扉は重そうな鉄製で、細かな文様が刻まれていた。
所々に錆びがあるけど、本当に開くのかしら。
疑問を抱きながら眺めていると、アルフレッドに「リリー」と名を呼ばれた。振り返った瞬間、身体がふわりと浮き上がった。
何事かと慌てた時に、私はすでにアルフレッドの腕の中だった。横抱きにされている。いわゆる、お姫様抱っこといわれる状態だわ。
「アルフレッド、降ろして。歩けるわ!」