恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
「え? 待って下さい。貴族籍を抜けるって……」
「どうしてそんなに、酷いことを言われるの!?」
当の本人とダイアナは納得できないみたい。
ダイアナは、フェリクス様との関係が認められたら、伯爵夫人になれると思っていたのでしょうね。
「これは合意の元の婚約解消ではなく、フェリクスの一方的な婚約破棄だ。我がウォード家に泥を塗った責任を取るのは、当然であろう」
「しかし、貴族籍を抜けたら、私は……」
「真実の愛を貫くと言ったではないか。二人仲良く生きればよかろう」
「え……?」
「私はお前達の仲を認めると言ったのだ。平民となっても、愛は貫けるであろう?」
フェリクス様は、私に縋るような眼を向けてきた。
ごめんなさい。
私がお父様の決定に背くことはないわ。貴方を助ける役目は終わったのよ。
「フェリクス、ダイアナ……どうぞ、お幸せに」
二度と、貴方に敬称をつけて呼ぶことはないでしょう。
これからは、真実の愛に助けてもらったらいいわ。
もう、二度と関わることもないだろう二人に、おめでとうと別れの気持ちを込めて、私はにこりと微笑んだ。
「どうしてそんなに、酷いことを言われるの!?」
当の本人とダイアナは納得できないみたい。
ダイアナは、フェリクス様との関係が認められたら、伯爵夫人になれると思っていたのでしょうね。
「これは合意の元の婚約解消ではなく、フェリクスの一方的な婚約破棄だ。我がウォード家に泥を塗った責任を取るのは、当然であろう」
「しかし、貴族籍を抜けたら、私は……」
「真実の愛を貫くと言ったではないか。二人仲良く生きればよかろう」
「え……?」
「私はお前達の仲を認めると言ったのだ。平民となっても、愛は貫けるであろう?」
フェリクス様は、私に縋るような眼を向けてきた。
ごめんなさい。
私がお父様の決定に背くことはないわ。貴方を助ける役目は終わったのよ。
「フェリクス、ダイアナ……どうぞ、お幸せに」
二度と、貴方に敬称をつけて呼ぶことはないでしょう。
これからは、真実の愛に助けてもらったらいいわ。
もう、二度と関わることもないだろう二人に、おめでとうと別れの気持ちを込めて、私はにこりと微笑んだ。