恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
はっとして顔をあげると、決まり悪そうに前髪をかき上げるアルフレッドが視線をそらした。
「少々、魔力を練りすぎたようです。放出できなかったものが、体内でつまっているのでしょう」
洗い息を吐きながら、アルフレッドは膝に手を当てて立ち上がろうとした。すかさず彼の両肩を押して、地面に再度座らせる。
「座っていなさい!」
小さい私の手にも押し戻されるくらい、アルフレッドの体から力が抜けていたようだ。
アルフレッドの頬を両手で包み込み、額を合わせる。
鼻先が少し触れ合い、熱い息づかいが届いてきた。
「私を誰だと思っているの?」
尋ねると、少し間を置いてから「リリーステラ様です」と答えが返ってきた。
「そう。ウォード家が誇る百年に一度の癒し手よ」
触れた額に熱が集まってきた。
アルフレッドの瞳が閉ざされる。私も瞳を閉ざし、暗闇の向こうに魔力の欠片を探した。
「少々、魔力を練りすぎたようです。放出できなかったものが、体内でつまっているのでしょう」
洗い息を吐きながら、アルフレッドは膝に手を当てて立ち上がろうとした。すかさず彼の両肩を押して、地面に再度座らせる。
「座っていなさい!」
小さい私の手にも押し戻されるくらい、アルフレッドの体から力が抜けていたようだ。
アルフレッドの頬を両手で包み込み、額を合わせる。
鼻先が少し触れ合い、熱い息づかいが届いてきた。
「私を誰だと思っているの?」
尋ねると、少し間を置いてから「リリーステラ様です」と答えが返ってきた。
「そう。ウォード家が誇る百年に一度の癒し手よ」
触れた額に熱が集まってきた。
アルフレッドの瞳が閉ざされる。私も瞳を閉ざし、暗闇の向こうに魔力の欠片を探した。