恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
「リリーを連れていっても問題ないとわかってからですね」
ほら、やっぱりそうじゃない。アルフレッドは私のわがままを聞いてくれるけど、絶対安全を条件から外してくれないのよ。
「冒険には、危険も憑き物でしょ?」
「遺跡探索は遊びではありませんよ」
「それはそうだけど」
アルフレッドの言い分が正しいってわかってる。わかっているけど、それだと思い描いていた冒険譚とは違うのよ。
唇を尖らせて視線を逸らすと、アルフレッドから小さなため息が聞こえてきた。
「仕方ありませんね……では、祭りが終わったら、アデルノアの湖まで行きましょう」
「アデルノア?」
「先日行った遺跡の側にある湖です。塔に入るのはまだ認められませんが、周辺の散策であればいいでしょう。釣りでもしてみますか?」
「……魚釣り?」
「怪魚が引っ掛かるかもしれませんよ」
アルフレッドの言葉に、思わず俯きかけていた顔を上げた。見上げると、そこには優しい眼差しがあって、穏やかな顔が「我慢をさせて申し訳ありません」と告げた。
ほら、やっぱりそうじゃない。アルフレッドは私のわがままを聞いてくれるけど、絶対安全を条件から外してくれないのよ。
「冒険には、危険も憑き物でしょ?」
「遺跡探索は遊びではありませんよ」
「それはそうだけど」
アルフレッドの言い分が正しいってわかってる。わかっているけど、それだと思い描いていた冒険譚とは違うのよ。
唇を尖らせて視線を逸らすと、アルフレッドから小さなため息が聞こえてきた。
「仕方ありませんね……では、祭りが終わったら、アデルノアの湖まで行きましょう」
「アデルノア?」
「先日行った遺跡の側にある湖です。塔に入るのはまだ認められませんが、周辺の散策であればいいでしょう。釣りでもしてみますか?」
「……魚釣り?」
「怪魚が引っ掛かるかもしれませんよ」
アルフレッドの言葉に、思わず俯きかけていた顔を上げた。見上げると、そこには優しい眼差しがあって、穏やかな顔が「我慢をさせて申し訳ありません」と告げた。