座敷牢令嬢は今日も謎を解く
「どういうこと?」
すとんと布団の上に腰をおろして考え込む。
突然使用人たちが倒れたというのはただの偶然とは考えにくい。
トミが言うように流行り病だとすれば、一気に倒れるのではなく数日の感覚を開けて病が発症して倒れる方が自然だった。

なにかが変だ……。
そう思っても、座敷牢の中にいるキヨにはなにもすることができなかったのだった。

☆☆☆

トミが行ってしまってから何時間経過しただろうか?
ここには時間がわかるものがないから、1時間にも30分にも感じられなる。
日々トミが持ってきてくれる1日2度の食事で朝か夜かの判断をつけているだけだった。
< 30 / 206 >

この作品をシェア

pagetop