兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
夕食も家族で食べて、お兄ちゃんが車で駅まで送ってくれた。
香穂理はスマホをチラチラ見ていたが廉さんからは連絡は入ってきていない。
「お兄ちゃん、廉さんて遊び人?」
「うーん、大学時代はあまり知らないけどモテただろうな、高校でも他校から見に来てたし」
「凄っ……」
「昨日、結構呑んでたから今日は起きれないかもな」
「でも、もう夜だよ?」
「ん?連絡先交換したのか?」
「一応……」
「あいつは酒は強いけど、たまに疲れてると一日中寝る事があるんだ、その時に起こすと超機嫌が悪い、それで彼女とかも振っていたのは聞いたことがある、今、仕事忙しいって言ってたしな」
意外とマメな廉が連絡がないって事は寝てるか仕事かどちらかだとお兄ちゃんは言った。
「へぇー、何か私の事ばっか知られてて嫌だったけど、そういうの聞けて良かった、あっ、ちなみに~私が振られたのは話さなくていいからね」
「あれは……聞かれたんだよ、彼氏いるのかって、詳しい事は廉から直接聞いた方がいい」
「ふーん……」
と言うことはお兄ちゃんはパーティーの事を知ってるって事だよね……
香穂理は聞きたかったが、廉さんから聞いた方がいいと言ったお兄ちゃんの言葉を信じる事にした。
駅に着いてお兄ちゃんにお礼を言って香穂理は東京行きの新幹線に乗った。