さびしがりやの毒花
「わざわざありがとうございます。でも、わたしのクラスよくわかりましたね?探すの大変じゃありませんでした?」
1学年10クラスもある大きめの高校だ。
その中でもわたしは3組なので、山勘で当てるのも難しいだろうし……
「同じクラスに純のことを知っているやつがいたから、そいつに教えてもらったんだ。だから全然気にしなくていいよ」
「な、なるほど……」
藤間先輩とお付き合いをしていた頃はよく3学年にも遊びに行っていた。
そこで知り合った誰かかもしれない。
ムダな苦労をかけなくて済んだのはなによりだ。
そのとき、うしろが騒がしくなった。
「わり!弘川、ちっと通してくれ!」
「あ、ごめん」
あわてて避ければ、部活組がわらわらと教室から出ていった。
いつまでもここにいたら邪魔になっちゃうよね。