離婚するはずが、凄腕脳外科医の執着愛に囚われました
考え事をしている間に、律は目を覚ましていたらしい。
「おっ、おはよう。律くん」
「おはよ」
ばちっと視線が合い、小さく微笑まれるだけで、心臓がぎゅうっと痛いほどときめいた。寝起きでもこんなにカッコいいなんて、本当に美形はずるい。
「そんな顔されると、朝から襲いたくなるな」
そう言うが早いか、律に唇を奪われた。
爽やかな朝には似合わぬ濃厚な口づけは、昨夜の情事を思い起こさせようとしているみたいで、未依は律の胸をトントンと叩いて抗議する。
「律くん! 今日も仕事だからっ」
「まだ時間はあるだろ? 少しだけ」
「ダメ。だって……絶対少しじゃ済まないもん」
昨夜だって、明日は日勤だから早く寝ようとお願いしたはずなのに、執拗なほど何度も貪られてしまった。