Existence *
その日の夜は何故かムシャクシャしていた。
いっそのこと、茜と付き合ったら美咲の事を忘れられるんじゃないかって思った。
思い出すと、余計に思い出して、余計に苛々する。
ここまで美咲にはまってしまった自分にも驚くが、こんなにも思い出すことに苦しくなるのは初めてだった。
美咲を思い出す度にしんどくなる。
そして苦しくなる。
今まで味わったことのない感情。
一方的に、勝手に、
別れを決めて別れたのは美咲からなのに、今更顔を出してくるとか、余計な事すんなや。
俺の気持ちを無視して離れて行ったのはアイツからなのに…
入院生活の所為か、やけに頭が重くなる。
自分でも分かってた。
これがどんなにいけない事かって言うのを。
だけどここに居ると、冷静さを忘れそうで押し潰されそうになる。
ダメだと分かっていた。
でも俺の足は外に向かい、そしてルキアさんのBarへと向かう。
地下に降りる階段を降りると、そこから中からの音楽が反響してくる。
ドアを開けて中に足を踏み入れた時、賑やかな声と音楽に合わせて踊っている男女。
所々にテーブルがあって、そこでお酒を飲んでる男達と女達。
こんな光景を見るのも久々だった。
ここに2階と3階があるのは聞いていた。
と言うか、ここが地下だから1階と2階になる。
面白い作りで、そこに行くにはこの地下から上がらないと行けないようになっている。
DJの音響で騒いで弾けているこの空間を抜け出すかのように足を進め、階段を上がった。
地下はクラブ。
1階は開放的なBar。
2階は個室Bar。
2階まで足を進め、何個かのうち空いている部屋に入って、目の前のタブレットで操作する。
ここまで来るとホントにどうでもよかった。
タバコを咥えて火を点ける。
暫くして運ばれてきた酒。
それを俺は迷わずに喉に流し込んだ。
一度飲んでしまったら手が止まらなかった。
もしかして身体がお酒を拒否してくれんじゃねぇのかって思ったけど、そうでもなかった。
すんなりと受け付けてしまったお酒。
ダメだと思っていても、手が止まらなかった。
ただ、もういい――…
もう美咲を思い出したくは、ない。
折角少しは忘れていたのに――…
いっそのこと、茜と付き合ったら美咲の事を忘れられるんじゃないかって思った。
思い出すと、余計に思い出して、余計に苛々する。
ここまで美咲にはまってしまった自分にも驚くが、こんなにも思い出すことに苦しくなるのは初めてだった。
美咲を思い出す度にしんどくなる。
そして苦しくなる。
今まで味わったことのない感情。
一方的に、勝手に、
別れを決めて別れたのは美咲からなのに、今更顔を出してくるとか、余計な事すんなや。
俺の気持ちを無視して離れて行ったのはアイツからなのに…
入院生活の所為か、やけに頭が重くなる。
自分でも分かってた。
これがどんなにいけない事かって言うのを。
だけどここに居ると、冷静さを忘れそうで押し潰されそうになる。
ダメだと分かっていた。
でも俺の足は外に向かい、そしてルキアさんのBarへと向かう。
地下に降りる階段を降りると、そこから中からの音楽が反響してくる。
ドアを開けて中に足を踏み入れた時、賑やかな声と音楽に合わせて踊っている男女。
所々にテーブルがあって、そこでお酒を飲んでる男達と女達。
こんな光景を見るのも久々だった。
ここに2階と3階があるのは聞いていた。
と言うか、ここが地下だから1階と2階になる。
面白い作りで、そこに行くにはこの地下から上がらないと行けないようになっている。
DJの音響で騒いで弾けているこの空間を抜け出すかのように足を進め、階段を上がった。
地下はクラブ。
1階は開放的なBar。
2階は個室Bar。
2階まで足を進め、何個かのうち空いている部屋に入って、目の前のタブレットで操作する。
ここまで来るとホントにどうでもよかった。
タバコを咥えて火を点ける。
暫くして運ばれてきた酒。
それを俺は迷わずに喉に流し込んだ。
一度飲んでしまったら手が止まらなかった。
もしかして身体がお酒を拒否してくれんじゃねぇのかって思ったけど、そうでもなかった。
すんなりと受け付けてしまったお酒。
ダメだと思っていても、手が止まらなかった。
ただ、もういい――…
もう美咲を思い出したくは、ない。
折角少しは忘れていたのに――…