Existence *
次第に漏れてくるサクラの声。
「翔のキス気持ちいいから火照ってきちゃった」
クスリと笑ったサクラが上半身を起こし、上の服を脱ぐ。
下着姿になったサクラは再び覆いかぶさり、キスを繰り返す。
サクラが掴んだ俺の手。
その手がサクラの胸へと移動する。
徐々にサクラの声が漏れ始める。
あぁ、俺。
何してんだろうって、思ってても今のこの現状から抜け出すことが出来なかった。
酒の所為にすればいいだろうと。
そう、するしかなかった。
「やっぱ翔とのキス好き。ねぇ、前戯とかいらないからもう挿れてよ」
サクラの顔から笑みが零れる。
その言葉でフッと俺は嘲笑的に笑みを零す。
「ホント好きだなお前」
「翔とするSEXが1番好き」
「他の男と比べんなよ」
「だって、ほんとに気持ちいいから」
「悪いけど、俺まだ勃ってねぇわ」
「遅くない?昔はすぐ挿れてきたくせに」
そう言ってサクラは再び覆いかぶさってキスを繰り返した。
酔ってる所為か、酒を飲んだせいか、別にサクラに何の愛情もない所為か、全くそこまでに至る事も出来なかった。
頭の片隅に美咲が居るから?
忘れたくても忘れられない美咲がいるから?
サクラを借りて美咲を忘れる事なんかできるのだろうか――…
「やばい。キスだけでイッちゃいそうなんだけど」
「早すぎんだろ」
「ねぇ、もっと触ってよ、もっと――…」
「…――おいっ!てめぇこんなとこで何してんだよ!!」
開かれたドアとともに怒鳴った声。
ズカズカ入ってきたのは流星で、俺に覆いかぶさってた女の腕を強引に掴んで俺から引き離すと、流星は俺の胸倉を勢いよく掴んだ。
「ふざけてんじゃねぇぞ、お前!」
俺に覆いかぶさっている流星は睨んだままサクラに視線を向け、
「ちょー、アンタ帰って」
下に落ちていた服を取りサクラに投げる。
「…はい?アンタ誰よ!何よ勝手に入って来て邪魔しないでよ」
それを掴んだサクラは不満そうに息を吐き出し、顔を顰めた。
「お前が邪魔だから帰れ」
「は?ほんと気分悪いんだけど」
苛立った流星の声にサクラは睨んでそのままこの部屋を出て行き、
「ちょっとお前、来いや」
「あ?」
「あ?じゃねぇだろ」
俺の襟を勢いよく掴んだ流星はそのまま足を進めていく。
その所為で必然的に進んで行く俺の足。
怒りに満ちた流星に舌打ちをし、外に出た瞬間、流星は再び胸倉を掴んで俺を殴りつけた。
「…って、」
人に殴られるのはいつぶりだろうか。
思わず漏れた俺の声など無視してそのまま胸倉を掴んだまま壁に押し付ける。
「翔のキス気持ちいいから火照ってきちゃった」
クスリと笑ったサクラが上半身を起こし、上の服を脱ぐ。
下着姿になったサクラは再び覆いかぶさり、キスを繰り返す。
サクラが掴んだ俺の手。
その手がサクラの胸へと移動する。
徐々にサクラの声が漏れ始める。
あぁ、俺。
何してんだろうって、思ってても今のこの現状から抜け出すことが出来なかった。
酒の所為にすればいいだろうと。
そう、するしかなかった。
「やっぱ翔とのキス好き。ねぇ、前戯とかいらないからもう挿れてよ」
サクラの顔から笑みが零れる。
その言葉でフッと俺は嘲笑的に笑みを零す。
「ホント好きだなお前」
「翔とするSEXが1番好き」
「他の男と比べんなよ」
「だって、ほんとに気持ちいいから」
「悪いけど、俺まだ勃ってねぇわ」
「遅くない?昔はすぐ挿れてきたくせに」
そう言ってサクラは再び覆いかぶさってキスを繰り返した。
酔ってる所為か、酒を飲んだせいか、別にサクラに何の愛情もない所為か、全くそこまでに至る事も出来なかった。
頭の片隅に美咲が居るから?
忘れたくても忘れられない美咲がいるから?
サクラを借りて美咲を忘れる事なんかできるのだろうか――…
「やばい。キスだけでイッちゃいそうなんだけど」
「早すぎんだろ」
「ねぇ、もっと触ってよ、もっと――…」
「…――おいっ!てめぇこんなとこで何してんだよ!!」
開かれたドアとともに怒鳴った声。
ズカズカ入ってきたのは流星で、俺に覆いかぶさってた女の腕を強引に掴んで俺から引き離すと、流星は俺の胸倉を勢いよく掴んだ。
「ふざけてんじゃねぇぞ、お前!」
俺に覆いかぶさっている流星は睨んだままサクラに視線を向け、
「ちょー、アンタ帰って」
下に落ちていた服を取りサクラに投げる。
「…はい?アンタ誰よ!何よ勝手に入って来て邪魔しないでよ」
それを掴んだサクラは不満そうに息を吐き出し、顔を顰めた。
「お前が邪魔だから帰れ」
「は?ほんと気分悪いんだけど」
苛立った流星の声にサクラは睨んでそのままこの部屋を出て行き、
「ちょっとお前、来いや」
「あ?」
「あ?じゃねぇだろ」
俺の襟を勢いよく掴んだ流星はそのまま足を進めていく。
その所為で必然的に進んで行く俺の足。
怒りに満ちた流星に舌打ちをし、外に出た瞬間、流星は再び胸倉を掴んで俺を殴りつけた。
「…って、」
人に殴られるのはいつぶりだろうか。
思わず漏れた俺の声など無視してそのまま胸倉を掴んだまま壁に押し付ける。