君が大人になった時、もしまだ俺のことが好きだったなら・・・
「・・・・・」
「・・・・・わかった」
小林さんが呟いた。

「何が?」
チラリと小林さんを見上げて尋ねた。

彼女は滑り台の一番上に腰かけて、階段に足を置いていた。

そして、右手をグッと握り、
「三分の一の花火を楽しもう!」
と真剣な顔をした。

「ぷっあはははは」
「え?なんで笑うの?」
「あははははっ」

バレーで強烈なスパイクを決めたときと同じガッツポーズじゃねぇかよ!
なんで気合い入れてんだよ!

「はーっおっかしぃ!」
腹、痛ぇ!

その横で小林さんも「あはははは」と一緒に笑い始めた。

「やだはははは!面白くないのにひひひひ!つられっはっはっはっ!」

とつられ笑いをするから、俺もつられて笑った。



笑い疲れたあと、俺たちはぐったりしながら並んで花火を見上げた。


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