花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~
 無防備な寝顔を晒すきみをいつまでも永遠に見ていたい。僕だけのプリンセス。未来永劫、僕のもの。

 昨晩、きみだけを追い込んで僕は満足していたつもりだった。が、一緒に高みに上り詰める僥倖に比べればなんのその。

 再会したとき、きみは、警戒心を露わにしていたね。同期たちが大学生の延長みたいなノリで、楽しそうにしているときみは嫌な顔をしていたね。

 研修の終盤で同じチームとなったコバをびしばし鍛えた。その手腕は他のチームにいる僕の耳にもちゃんと届いていたよ。

 僕は敢えて、配属先がきみと同じにならないように仕向けた。毎日見る人事の顔を見ればなにを考えているのかは大体分かる。仲のいい同志を敢えて別のチーム、配属先に配属させる。配属先が別となっても彼らの交流は別に続くわけだから会社としてはWin-winだ。ま、トヨみたいに配属から一週間で辞めたやつは別として。

 その後のきみも追い続けていた。でなければ意味がないからだ。

 敢えてきみと同じ路線の電車に毎日乗り、きみの動向をこの目で追い続けた。自分の目で見て確かめる。そのことに意味がある。
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