推しで一途な婚約者は、国一番の人気者!つまり毎日が修羅場です。

3章「vs麗しきご令嬢」_1話:この間の修羅場

『はい、アンジュ・ブルナーです。
こんにちは。初めまして。

へぇ!こちらに配属されてから、よくアルフレードと仕事が一緒になると。あ、これからもよろしくお願いします。ところでお名前は?彼からの手紙にいろんな名前が書かれているので、貴方のわかるかと。

…………そんなことどうでもいい?!そうですか?…気になっている人に名前を書かれているってよくないですか?私は未だになれないです。呼ばれるたびに照れてしまって…。

そうなんですよ!せめて貴女ほどの背丈があれば、と常々思うところです。美しい姿勢もしてらっしゃいますよね。なにかされているんですか?

パーソナルトレーニング?ジム?に通っている。中央はそういった施設もあるのですね。勉強になります。

私?実家には広い庭も森も湖がありますから。運動機器や特訓設備が揃ってますし、子供の時から家庭教師や市場に来ていただいてましたから。他の施設に行くことは無くて…。
あ、トレーニングどいえば彼も毎日必ず走り込みや自主練を欠かさないんですよ!知ってますよね、あの素晴らしい筋肉美!個人的には、背筋から、かが美しいかなって…どう思います?

え?自主練の時には上に着ているからわからない?

なんで知ってる?
……………………………………………………………………………………………………………………………………ノーコメントで。


あれ、どちらに行かれるのですか?もう少し話しましょう?


彼の話をしにきたんじゃないんですか?


ねぇ、ちょっと!』





「けど彼女たち去っちゃったんだよね…。話終わってないはずなのに」

先日の出来事を話しながら、アンジュ・ブルナーはしょぼくれた。

話を聞いていた彼女の親友たちは、その話に耐えることができず、屋敷中に笑い声を響かせた。
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