彩る世界
ふわっ…


天使が舞い降りたかのように美羽は俺に近づいた。


「…もう大丈夫だよね?私は海斗が幸せになることを願ってるよ。私も…幸せになるから」


「…美羽。俺、今まで気づかなかった。でももう大丈夫だ。俺は俺の道を歩く」


「うん。お幸せに」


美羽は男と一緒に人混みの中へ消えていった。


…ふぅ。


吹っ切れた感じだ。


心彩と出会ってからも美羽の存在は消えなかったのに。


さっきの会話で一気に吹っ飛んだ。


多分、自分の気持ちをちゃんと言ったからだ。
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