⁂👑☆『 天からの贈りもの』―― 新しい愛を見つけ、私たちを捨てて意気揚々と家を出ていった元夫が やり直したいと縋ってくるのですが──。今更そんな無茶振りを言って困らせないでください~
5. ◇決心
新幹線と在来線を乗り継いで3時間の距離に離れて暮らす夫は、独り暮らしに
なって3年間、毎月のように一度は帰ってきていた。
ところが年のせいで身体がつらいからとそのあとはなんだかんだと、
帰って来る回数が激減していった。
『そういうことなら、たまには私が会いに行きましょうか』と言うと、
君も身体の負担になるだろうし、自分も部屋でゆっくり休みたいからと
やんわりと断られたため、気になりながらも押しかけて行くこともできないで
いたのだが……。
3ヶ月に一度がやがて半年に一度になり、帰って来ても何か心ここにあらずで、
会話が噛み合わなくなっていった。
そんな折、私は、幼友達の紀子にぐちったことがあった。
すると、愚痴をきいてくれた紀子から、1度黙って
旦那の家に凸(突撃)しろと発破をかけられた。
なさけないことに、紀子の発破で私はようやく重い腰を
上げる決心がついたのだった。
仕事で疲れているのなら、私の存在は気にしないでいてもらって、
休んでてもらおう、ずっと独りはやはり寂しかろう、
私が顔を見せて少しでも慰めになったら、
元気になってもらえたら、
とそんなことを思い、浮き浮きさえして私は夫の住むマンションへと向かった。
新幹線と在来線を乗り継いで3時間の距離に離れて暮らす夫は、独り暮らしに
なって3年間、毎月のように一度は帰ってきていた。
ところが年のせいで身体がつらいからとそのあとはなんだかんだと、
帰って来る回数が激減していった。
『そういうことなら、たまには私が会いに行きましょうか』と言うと、
君も身体の負担になるだろうし、自分も部屋でゆっくり休みたいからと
やんわりと断られたため、気になりながらも押しかけて行くこともできないで
いたのだが……。
3ヶ月に一度がやがて半年に一度になり、帰って来ても何か心ここにあらずで、
会話が噛み合わなくなっていった。
そんな折、私は、幼友達の紀子にぐちったことがあった。
すると、愚痴をきいてくれた紀子から、1度黙って
旦那の家に凸(突撃)しろと発破をかけられた。
なさけないことに、紀子の発破で私はようやく重い腰を
上げる決心がついたのだった。
仕事で疲れているのなら、私の存在は気にしないでいてもらって、
休んでてもらおう、ずっと独りはやはり寂しかろう、
私が顔を見せて少しでも慰めになったら、
元気になってもらえたら、
とそんなことを思い、浮き浮きさえして私は夫の住むマンションへと向かった。