シンデレラ・スキャンダル
空港に到着して建物の中に入ると、見覚えのある家族が現れた。その姿を見た瞬間、溢れてきたものを止めることもできず、その場で立ち尽くしたまま目から涙がこぼれていく。

わたしの涙腺はこのハワイでどうにかなってしまったらしい。龍介さんの涙もろさがうつってしまったみたい。

「アヤノ!」

抱き着いてきたリサを受け止める。

「アヤノ、絶対またハワイ来てね」

「うん」

「わたし、待ってるから」

「……ん」

「アヤノ、泣かないのよ」

少しだけ体を離して、リサの小さな顔を両手で包み込むと、嬉しそうに笑ってくれる。

「リュウと仲良くしてね」

「うん。リサもみんなと仲良くね。また来るからね」

「アヤノ、大好きよ」

「わたしも。リサのこと大好き」

もう一度、リサの小さな体を抱き締める。小さく柔らかな温もりは、わたしの体も温かくしてくれる。
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