シンデレラ・スキャンダル
「あれ、リサたちと一緒でしたよね?」
「ああ。今、テラスの方に」
「そうなんですか」
「そのドレス、綺麗だね……すごく似合ってる。そういう格好もするんだ」
「本当ですか? 嬉しい。これお気に入りなんです」
龍介さんの誉め言葉にそう答えたら、なぜか龍介さんの方が恥ずかしそうに笑って、「俺もシャワー浴びてくる」と足早に部屋に向かってしまった。龍介さんの言葉もその笑顔も、その行動もわたしの頬をゆるゆるとだらしなくさせてしまう。
彼の後ろ姿を見送っていたら、リサがリビングに戻ってきた。
「リサ、おはよう」
「アヤノ、キレイなドレス。ステキ!」
「ありがとう」
「綾乃、おはよう。今日はドレスアップね」
「潤さん、忍さんおはようございます」
「おはよう」
「リュウと家の前で会ったんだけど、聞いたわよ、綾乃」
「あ……」
「だから言ったじゃない」
案の定、だから言ったのにと忍さんに言われて、苦笑いを浮かべてしまう。
「ごめんなさい」
「何もなくてよかったわ」
そう言って、彼女はわたしを抱きしめた。もう恐怖はないはずなのに、その温もりに包まれて目が潤んでしまう。
「ああ。今、テラスの方に」
「そうなんですか」
「そのドレス、綺麗だね……すごく似合ってる。そういう格好もするんだ」
「本当ですか? 嬉しい。これお気に入りなんです」
龍介さんの誉め言葉にそう答えたら、なぜか龍介さんの方が恥ずかしそうに笑って、「俺もシャワー浴びてくる」と足早に部屋に向かってしまった。龍介さんの言葉もその笑顔も、その行動もわたしの頬をゆるゆるとだらしなくさせてしまう。
彼の後ろ姿を見送っていたら、リサがリビングに戻ってきた。
「リサ、おはよう」
「アヤノ、キレイなドレス。ステキ!」
「ありがとう」
「綾乃、おはよう。今日はドレスアップね」
「潤さん、忍さんおはようございます」
「おはよう」
「リュウと家の前で会ったんだけど、聞いたわよ、綾乃」
「あ……」
「だから言ったじゃない」
案の定、だから言ったのにと忍さんに言われて、苦笑いを浮かべてしまう。
「ごめんなさい」
「何もなくてよかったわ」
そう言って、彼女はわたしを抱きしめた。もう恐怖はないはずなのに、その温もりに包まれて目が潤んでしまう。