気まぐれ王子と召使い
「はーい!」
「はーい!」
やめてよ、
「はーい!」
「はーい!」
「はーい!」
「はーい!」
「はーい!」
「やめてってば!!!!!」
喉が張り裂けるぐらい、悲鳴のような声が教室の中を木霊した。
私の声にシンっ、と静まり返る教室。
こんなに、こんなに辛いのに、なんで世那は居てくれないんだろう。
どうして私を助けてくれないの、
全部が全部、嫌だ。
世界中の人、皆が私の敵なんじゃないかって。
そのくらい、恐怖が私の中で肥大化していくのが分かった。
だから、その場から急いで逃げなきゃ行けなかった。
誰も居ないところに行って、落ち着かせないと壊れてしまいそうだったから。
鞄も持たずに勢いよく教室を飛び出す私に、周りの人からしたら奇妙に映った事だろう。
でも、そんなことはどうでもいい。
今はただ一人になりたかった。