気まぐれ王子と召使い
1時間目の授業が終わると、教室の扉がガラリと開かれる。
「おはよう世那!今日は面白そうな話題持ってきたぜー」
慣れたようにスタスタとこちらに歩いてくるオレンジ色の派手髪の彼は"甲斐友洋"君と言う。
1年の時に世那と同じクラスだったらしいけど、その時から妙に世那のこと気に入ってるみたいなんだよね。
あと、こんな見た目だけど凄く優しかったりする。
「甲斐君、駄目だよ…今日すっごく世那の機嫌悪いんだ」
「ありゃ、そうなの?出直してきた方が良いかな?」
「おい、召使いが余計なこと言うなよ」
「あ、すいません」
世那は私を見てうんざりとしたように言った。
ちなみに召使いというのは私のことだ。
世那は私を召使いや下僕と言ったあだ名(?)で呼ぶんだ。
「派手頭、良いから喋ってみろよ。面白かったらちゃんと聞いてやらんこともない」
「よしきた!つっても、もう世那は知ってるかもしんないけどさ」
甲斐君はチラシのようなものをポケットから取り出すと、丁寧に広げて私達に見せた。
「なになに……"カラオケ王決定戦!優勝者にはなんと!あの桜木萌音と1日デート券が"…ってちょっと!」
「パス」
せっかく読み上げていたのに、途中で世那にポスターをひったくられてしまった。
相変わらずつまらなさそうな顔する世那に、甲斐君は困ったような笑顔を向けた。
「駄目か〜?あの桜木先輩だぜ?」
「俺はついさっき女を振ったばっかなんだよ。だから女関係は今微塵も興味無いね」
「えっ!?世那!お前、いつの間に彼女いたんだよ!?」
「はあ?あー、もう良い……遅いんだよ情報が…」
そう言うと世那は「なーんか冷めたわー」と退屈そうに溜息をついた。
「つーことで冷めたから授業サボるわ。下僕は良い具合に北川センセーに言い訳しとけよー」
「えぇっ?わ、分かったよ……」
召使いやら下僕やら、私をなんだと思ってるんだろう…
スタっと立ち上がり、教室の扉の方へ向かっていく世那を見ながら甲斐君は「あー…」と残念そうに呟いた。
「おはよう世那!今日は面白そうな話題持ってきたぜー」
慣れたようにスタスタとこちらに歩いてくるオレンジ色の派手髪の彼は"甲斐友洋"君と言う。
1年の時に世那と同じクラスだったらしいけど、その時から妙に世那のこと気に入ってるみたいなんだよね。
あと、こんな見た目だけど凄く優しかったりする。
「甲斐君、駄目だよ…今日すっごく世那の機嫌悪いんだ」
「ありゃ、そうなの?出直してきた方が良いかな?」
「おい、召使いが余計なこと言うなよ」
「あ、すいません」
世那は私を見てうんざりとしたように言った。
ちなみに召使いというのは私のことだ。
世那は私を召使いや下僕と言ったあだ名(?)で呼ぶんだ。
「派手頭、良いから喋ってみろよ。面白かったらちゃんと聞いてやらんこともない」
「よしきた!つっても、もう世那は知ってるかもしんないけどさ」
甲斐君はチラシのようなものをポケットから取り出すと、丁寧に広げて私達に見せた。
「なになに……"カラオケ王決定戦!優勝者にはなんと!あの桜木萌音と1日デート券が"…ってちょっと!」
「パス」
せっかく読み上げていたのに、途中で世那にポスターをひったくられてしまった。
相変わらずつまらなさそうな顔する世那に、甲斐君は困ったような笑顔を向けた。
「駄目か〜?あの桜木先輩だぜ?」
「俺はついさっき女を振ったばっかなんだよ。だから女関係は今微塵も興味無いね」
「えっ!?世那!お前、いつの間に彼女いたんだよ!?」
「はあ?あー、もう良い……遅いんだよ情報が…」
そう言うと世那は「なーんか冷めたわー」と退屈そうに溜息をついた。
「つーことで冷めたから授業サボるわ。下僕は良い具合に北川センセーに言い訳しとけよー」
「えぇっ?わ、分かったよ……」
召使いやら下僕やら、私をなんだと思ってるんだろう…
スタっと立ち上がり、教室の扉の方へ向かっていく世那を見ながら甲斐君は「あー…」と残念そうに呟いた。