愛を知らない御曹司は専属メイドにご執心
裏切り者は、誰?
父はSNSの炎上を目にし、
「……どうして情報が漏れていたんだ……」
と悔しそうに呟いて唇を噛む。
仕事が休みで手伝ってくれることになっていた高間さんも店に着いてSNSの炎上を知ると、酷く驚き困惑していた。
当然、開店時間になってもお客さんは来なくて、
それどころか、通りすがりの人が冷たい視線を向けては、何かひそひそと話をしている様子を目にするばかり。
結局この日は誰もお店に来ることはなく営業を終え、自宅へ帰って来た時に父は、
「もう……うちは終わりかもしれないな」
と悲しそうに項垂れていた。
こんなはずじゃなかった。
新作のケーキを出して、お客さんに戻って来てもらって、SNSでも話題になれたら良いなって、その一心で頑張ってきた。
それなのに、どこから情報が漏れてしまったのか、よりにもよってRoseにケーキを真似されてしまうだなんて。
悔しくて、悲しくて、どうにもならない感情が渦を巻く中、部屋へ戻ろうと階段を上がりかけた、その時、インターホンが鳴り響く。
時刻は午後八時過ぎ。
こんな時間に一体誰だろう?
そう思い玄関のドアを開けるとそこには――巴さんが立っていた。
「巴……様……どう、して?」
あの日以降、会うことの無かった巴さん。
相変わらずの無愛想かつ仏頂面で、一体何をしに来たのかと思いきや、その後ろから、
「夜分遅くに失礼致します、取り急ぎお話したいことがございまして伺わせていただきました」
その後ろから如月さんも姿を見せてくれた。
「……どうして情報が漏れていたんだ……」
と悔しそうに呟いて唇を噛む。
仕事が休みで手伝ってくれることになっていた高間さんも店に着いてSNSの炎上を知ると、酷く驚き困惑していた。
当然、開店時間になってもお客さんは来なくて、
それどころか、通りすがりの人が冷たい視線を向けては、何かひそひそと話をしている様子を目にするばかり。
結局この日は誰もお店に来ることはなく営業を終え、自宅へ帰って来た時に父は、
「もう……うちは終わりかもしれないな」
と悲しそうに項垂れていた。
こんなはずじゃなかった。
新作のケーキを出して、お客さんに戻って来てもらって、SNSでも話題になれたら良いなって、その一心で頑張ってきた。
それなのに、どこから情報が漏れてしまったのか、よりにもよってRoseにケーキを真似されてしまうだなんて。
悔しくて、悲しくて、どうにもならない感情が渦を巻く中、部屋へ戻ろうと階段を上がりかけた、その時、インターホンが鳴り響く。
時刻は午後八時過ぎ。
こんな時間に一体誰だろう?
そう思い玄関のドアを開けるとそこには――巴さんが立っていた。
「巴……様……どう、して?」
あの日以降、会うことの無かった巴さん。
相変わらずの無愛想かつ仏頂面で、一体何をしに来たのかと思いきや、その後ろから、
「夜分遅くに失礼致します、取り急ぎお話したいことがございまして伺わせていただきました」
その後ろから如月さんも姿を見せてくれた。