運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
外部との連絡はすべて遮断されていたが、父とのやり取りだけは許されていた。時折こうして父が部屋にやってくるのも、そのためだ。父にとって、私が〝使える〟存在であることは変わらないのだろう。
「ねえ、お父さん。いい加減に琴音に言ってよ。私を閉じ込めておいたって、お父さんの仕事だってやりにくいでしょう?」
早朝から、こんな密室で私に資料を読ませていること自体、父が困っている証拠だと思った。だが、父はわずかに表情をこわばらせ、短く返した。
「そういうわけにはいかない」
「どうして? 私をいつまで外に出させないつもりなの?」
問い詰めると、父は背を向けたまま言い放った。
「もう少しだ。琴音が朝倉社長との結婚を成立させて、アメリカに行ったら出してやる。少し出発が遅れてるらしい」
「……え?」
「ねえ、お父さん。いい加減に琴音に言ってよ。私を閉じ込めておいたって、お父さんの仕事だってやりにくいでしょう?」
早朝から、こんな密室で私に資料を読ませていること自体、父が困っている証拠だと思った。だが、父はわずかに表情をこわばらせ、短く返した。
「そういうわけにはいかない」
「どうして? 私をいつまで外に出させないつもりなの?」
問い詰めると、父は背を向けたまま言い放った。
「もう少しだ。琴音が朝倉社長との結婚を成立させて、アメリカに行ったら出してやる。少し出発が遅れてるらしい」
「……え?」