運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
その声を聞いた瞬間、張りつめていたものがふっとほどけた。私は黙って頷く。すると紗江は何も言わずに、ただ私の手を握ってくれた。そのぬくもりに胸がじんわり温かくなる。
部屋に入り、ふたり並んでベッドの端に腰を下ろす。気を遣う必要もなく、私は自然に口を開いていた。私が社長令嬢だということ、優希くんと再会した日のこと、あの夜に起きたこと。そのあと家で何があったのか。琴音の執着や麻子さんの冷酷さ。逃げなければ命まで奪われてしまうかもしれないと思ったこと。
そして――お腹の中に確かに宿っている、小さな命のことも。
すべてを話し終えたとき、紗江は何も言わず、ただ私の手をしっかりと握り返し、静かに頷いた。
そしてひとつ息を整えると、まっすぐに私を見つめて、はっきりと言った。
「……晴香、大丈夫。私も一緒に探すよ。逃げる場所、子育てできる場所、晴香が笑って暮らせる場所を」
部屋に入り、ふたり並んでベッドの端に腰を下ろす。気を遣う必要もなく、私は自然に口を開いていた。私が社長令嬢だということ、優希くんと再会した日のこと、あの夜に起きたこと。そのあと家で何があったのか。琴音の執着や麻子さんの冷酷さ。逃げなければ命まで奪われてしまうかもしれないと思ったこと。
そして――お腹の中に確かに宿っている、小さな命のことも。
すべてを話し終えたとき、紗江は何も言わず、ただ私の手をしっかりと握り返し、静かに頷いた。
そしてひとつ息を整えると、まっすぐに私を見つめて、はっきりと言った。
「……晴香、大丈夫。私も一緒に探すよ。逃げる場所、子育てできる場所、晴香が笑って暮らせる場所を」