運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「あなたのお父様とは、もう二十年以上の付き合いになるわ。そして、娘の琴音よ。あなたの……異母妹になるわね」
「……異母妹?」

 私がそう呟くと、麻子さんはさらに平然と、むしろ楽しげに続けた。
「ええ、そうよ。私たちが愛し合ってできた子だもの。ずっと陰で生きてきたけど、もうおしまい」

 クスクスと笑いながら、彼女は私の肩をポンと叩いた。
 言っていることの意味は、最初から理解できていた。けれど、その内容を頭が拒否したのだろう、身体の力がすっと抜けるのを感じ、  

 気づけば私はその場に座り込んでいた。床に崩れ落ちたまま、何も言葉が出てこなかった。ただ、世界が変わってしまったのだということだけはわかった。
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