運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「今、答えたくないなら聞かない。でも、俺はどうしても君たちを助けたい。それだけなんだ。足が治るまででもいい。俺の我儘だと思ってくれて構わないから」
まっすぐに伝えられたその想いに、少しだけ甘えてもいいのだろうか。すべてを話す勇気はまだ出ない。琴音たちが優希くんを傷つける可能性がある以上、彼のそばにいるべきではないのかもしれない。
でも……私も、ほんの少しの時間でいいから、優希くんと一緒にいたい。そんな、あさましい気持ちがあふれてしまう。
何も答えない私に振ってきた言葉。
「異論は認めない、俺と来てもらう。いいな?」
私はずるい、彼が強引だから、断らせてくれなかったから、そんな言い訳を心の中でして、「わかりました。お世話になります」そう答えた。