運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「晴香、夜に続きを話そう。でも、これだけは覚えておいて。俺はずっと晴香のことが好きだ」

 とろけそうな表情でそう告げた優希くんに、私は思わず目を瞬かせた。呆然と立ちすくむ私の耳元に、彼はさらに顔を近づける。

「ずっと言いたかった。だから、俺に守られる覚悟を晴香もして」
「でも!」
 私にはまだ伝えきれていないことがある。抱えているものは、こんなひと言で片づけられるほど小さくはない。そう思ったが、優希くんは揺るぎない自信に満ちた表情をしていた。

「今の俺には、晴香と……そして結菜を守れる力がある」
 まっすぐに射抜くような瞳。その確信に満ちた光を前にして、私はただ彼の手をぎゅっと握り返した。
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