運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「結菜ちゃん、あとであそべばいいわ。パパとね。でも、その前にお菓子たべましょう」
 促されて、大きなリビングのソファに座ると、そのタイミングでひとりの女性がワゴンを押して入ってきた。そこには英国式のアフタヌーンティーのような小さなケーキや軽食が乗っていた。

「うわー」
 目をきらきらさせている結菜を見て、何を考えているのか手に取るようにわかった。
「プリンセスみたいだな」
 優希くんもすぐに気づいたようで、そう口にすると、結菜は「うん!」とぴょんぴょんと飛び跳ねた。

「プリンセス?」
 その様子を見つつ、お母様が首をかしげる。

「先日、テーマパークに行ったんです。そこで、プリンセスが、ティータイムをしていたのを見たんです。ちょうどこんな感じの」
 私が答えると、お母様は少し驚いた表情をした。その意味がわからず、私は何かか言ってしまったかと不安になると、お母様の目には涙が浮かんでいた。
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