運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「晴香とは高校のときに出会い、互いに惹かれ合い、そして結菜を授かった。どうして離れ離れにならなければならなかったのか――それを一番よく知っているのは、お前たちだろう!」
 そう、本来ならただそれだけのこと。互いに愛し合い、子を授かった。けれど、このふたりが私たちを引き裂いたのだ。

「晴香! どうして、どうしてあんたばっかり……!」
 琴音が私に向かって走り出した瞬間、なだれ込んできた警察と警備員が彼女を押さえ込む。
 終わった――そう思った刹那だった。

「ママはいつも頑張ってるの! ママをいじめないで!!」
 腰に手を当て、きっぱりと言い放った結菜に、私は思わず目を丸くし、次の瞬間にはその小さな身体を強く抱き上げていた。

「ありがとう、結菜。ママのために怒ってくれて」
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