運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
母を裏切り、祖父母を裏切り、麻子さんや琴音をも利用してきた――その果てに崩れ落ちる父の姿を見て、私は思った。この一連の悲劇を生んだ原因は、他でもない父自身なのだと。自分の手を汚していないつもりでも、もし父に少しでも真っ当な心があれば、こんな結末にはならなかったはずなのに。
「あなたには、ワカバフーズの社長を降りていただきます」
静かに告げられた言葉に、父は顔を上げ、「なんだと?」と反射的に叫んだ。
「朝倉グループがワカバフーズを買収しました。今日から代表は晴香です。あの家も含め、すべてが彼女のものになりました」
〝信じられない〟というように見開かれた父の瞳をただ見つめつつ、ここまで優希くんがしてくれていたことに、私は申し訳なさと嬉しさでいっぱいだった。
会場から、ぱらぱらと拍手が起こったと思うと、すぐに大きなものとなり、私は驚いて周囲を見回した。
その様子に、優希くんが静かに深く頭を下げた。
「あなたには、ワカバフーズの社長を降りていただきます」
静かに告げられた言葉に、父は顔を上げ、「なんだと?」と反射的に叫んだ。
「朝倉グループがワカバフーズを買収しました。今日から代表は晴香です。あの家も含め、すべてが彼女のものになりました」
〝信じられない〟というように見開かれた父の瞳をただ見つめつつ、ここまで優希くんがしてくれていたことに、私は申し訳なさと嬉しさでいっぱいだった。
会場から、ぱらぱらと拍手が起こったと思うと、すぐに大きなものとなり、私は驚いて周囲を見回した。
その様子に、優希くんが静かに深く頭を下げた。