運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
しばらくして気配を感じて振り向くと、晴香の瞳がまっすぐに俺をとらえていた。その一瞬に胸の奥が熱を帯びる。だが彼女はすぐに視線を逸らし、慌てたように鞄を探して帰ろうとする。なぜそんなに急ぐのか――その理由がわからず、思わず確かめるように問いかけた。
「さっき俺が伝えたこと、覚えてるか?」
「覚えて……ます」
か細くまた敬語で答える彼女に、安堵と同時に、ほんの少し苛立ちにも似た思いが湧く。もしや、ただの幼馴染として、友人として付き合うことを了承したという意味なのではないか――そんな不安がよぎった。
確かめるように、俺はそっと彼女の唇に触れた。柔らかくて、淡くて、それだけで胸がいっぱいになる。驚いたように目を見開いた晴香が、次の瞬間には頬を真っ赤にして俺を見つめ返してくる。その表情が愛おしくて、思わずその頬に手を添えた。
「俺が言ったことは、こういうことだ」
低く囁くと、晴香は小さく息をのみ、それでもはっきりと「わかってる」と答えた。そして恐る恐る伸ばされた彼女の手が俺の胸に触れた瞬間、理性は簡単に吹き飛んだ。
こんなにも大切に、壊れ物に触れるように女性を抱いたことは一度もなかった。身体だけでなく心ごとすべてを抱きしめたいと思ったのは初めてだった。幸福感に胸が満たされながら、改めて確信する。やっぱり晴香は、俺にとってのかけがえのない特別な存在なのだ、と。
「さっき俺が伝えたこと、覚えてるか?」
「覚えて……ます」
か細くまた敬語で答える彼女に、安堵と同時に、ほんの少し苛立ちにも似た思いが湧く。もしや、ただの幼馴染として、友人として付き合うことを了承したという意味なのではないか――そんな不安がよぎった。
確かめるように、俺はそっと彼女の唇に触れた。柔らかくて、淡くて、それだけで胸がいっぱいになる。驚いたように目を見開いた晴香が、次の瞬間には頬を真っ赤にして俺を見つめ返してくる。その表情が愛おしくて、思わずその頬に手を添えた。
「俺が言ったことは、こういうことだ」
低く囁くと、晴香は小さく息をのみ、それでもはっきりと「わかってる」と答えた。そして恐る恐る伸ばされた彼女の手が俺の胸に触れた瞬間、理性は簡単に吹き飛んだ。
こんなにも大切に、壊れ物に触れるように女性を抱いたことは一度もなかった。身体だけでなく心ごとすべてを抱きしめたいと思ったのは初めてだった。幸福感に胸が満たされながら、改めて確信する。やっぱり晴香は、俺にとってのかけがえのない特別な存在なのだ、と。