私と彼と彼のアンドロイド
第二話 セカンド
「な、な……」
言葉がうまくでない音緒に、光稀の片方が立ち上がった。
「驚かせてごめん。こいつは僕に似せて作ったアンドロイドだよ」
「え……?」
音緒は目をぱちぱちさせて、座ったままの彼を見た。
よく見るとその彼はほとんど瞬きをしていない。
「ロボットなの?」
「人間に似せて作られたロボットはアンドロイドっていうんだよ。セカンド、挨拶して」
セカンドは立ち上がって深々とお辞儀をした。
「仮の名前をセカンドと言います。よろしくお願いします」
挨拶する声には抑揚がなく、無表情で無機質、人間味がなかった。
「声もそっくり……あなたがふたりいるかと思った」
「まだ実験段階なんだけどね。君を騙せたんならけっこうだな」
嬉しそうに声がはずんでいて、音緒はそんな光稀に頬が緩んだ。
「今ってこんなに人にそっくりに作れるんだね」
「ほかではここまでやってる話は聞かないな。でもあんまり人に近付くと気持ち悪くなるんだよ。不気味の谷って言ってね。さらに人間に近付くとまた好感を持つようになるんだけど、類似度と好感度を調べるためにも微調整を続けてて……」
ぺらぺらと続く話に、音緒はまただ、と苦笑する。こういう話になると彼は止まらない。しだいに話がずれていったが、楽しそうなので音緒はそのまま聞いている。
「でね、この前、外国であったロボットのサッカー世界大会の動画を見たけど、まだ動きはかくかくしてた」
「人間が操縦するの?」
言葉がうまくでない音緒に、光稀の片方が立ち上がった。
「驚かせてごめん。こいつは僕に似せて作ったアンドロイドだよ」
「え……?」
音緒は目をぱちぱちさせて、座ったままの彼を見た。
よく見るとその彼はほとんど瞬きをしていない。
「ロボットなの?」
「人間に似せて作られたロボットはアンドロイドっていうんだよ。セカンド、挨拶して」
セカンドは立ち上がって深々とお辞儀をした。
「仮の名前をセカンドと言います。よろしくお願いします」
挨拶する声には抑揚がなく、無表情で無機質、人間味がなかった。
「声もそっくり……あなたがふたりいるかと思った」
「まだ実験段階なんだけどね。君を騙せたんならけっこうだな」
嬉しそうに声がはずんでいて、音緒はそんな光稀に頬が緩んだ。
「今ってこんなに人にそっくりに作れるんだね」
「ほかではここまでやってる話は聞かないな。でもあんまり人に近付くと気持ち悪くなるんだよ。不気味の谷って言ってね。さらに人間に近付くとまた好感を持つようになるんだけど、類似度と好感度を調べるためにも微調整を続けてて……」
ぺらぺらと続く話に、音緒はまただ、と苦笑する。こういう話になると彼は止まらない。しだいに話がずれていったが、楽しそうなので音緒はそのまま聞いている。
「でね、この前、外国であったロボットのサッカー世界大会の動画を見たけど、まだ動きはかくかくしてた」
「人間が操縦するの?」