貧困乙女、愛人なりすましのお仕事を依頼されましたが・・・
「それでは、本日のスケジュールですが・・・
すぐに歯科医院に行き、ホワイトニングの施術を受けます。

昼食後はアレックス様と合流して、
療養施設に向かいます」

「アルバート・ロートリンデン様に会いに行くのですね」

ジェシカは、ママレードをパンから落としてしまったので、そっとナプキンで隠した。

「あと、アレックス様から、これを渡すようにと」

カートリッジは、1枚のクレジットカードを差し出した。

「ジェシカさんも買いたいものもあるでしょうから、これで支払いをしてください」

カードはゴールドだ。
限度額はどのくらいなのだろう。

「そのっ・・・バリーのジャーキーとか、フードも買ってよいのでしょうか?」

ジェシカの戸惑いを、カートリッジは冷静に受け止めた。

「あなたが必要なものなら、お使いください」

「それから、着る物なのですけれど、レンタルで・・・」

「スタイリストが週末に来ます。
サイズが合わないとか、好みが違うのであれば、交換するよう言ってください。

あと、服やその他の物もレンタルではなく、すべて買い取りですから、ジェシカさんのご自由になさってかまいません」
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