好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
act20. 言い負かされる彼
「断る」
話を聞き終えた第一声がそれだった。
すかさず道林が突っ込みを入れる。「断る、ってなんでっすか。いーじゃないすかどうせ蒔田さん週末の予定空いてるんでしょお」
「週末は静かにJリーグをテレビで観戦する予定だ」
「二時間くらいじゃないっすかそれってむっちゃ暇じゃないっすか録画でいいじゃないっすか」
「状況には同情する。だがぼくには関係のない話だ」
「冷たいっすね蒔田さん。……それで業務に支障をきたしたとしたらどうすんですか。例えば、追い込まれた榎原さんがお家から出れなくなっちゃったりとか。実家に帰ったまま戻ってこなかったりしたら?」
「そうしたら別の人間に仕事をしてもらうだけだ。が……」
蒔田は彼女に目を向けた。
「身体虚弱状態になられても、こちらとしては後味が悪い。ストーカー被害に関しては、解決する手段がないというわけではない」
「あるってキッパリ言えばいいじゃないっすか蒔田さんたら」
「というと」道林に任せっきり(というより口を挟めなかった)だった彼女がようやく口を開く。
話を聞き終えた第一声がそれだった。
すかさず道林が突っ込みを入れる。「断る、ってなんでっすか。いーじゃないすかどうせ蒔田さん週末の予定空いてるんでしょお」
「週末は静かにJリーグをテレビで観戦する予定だ」
「二時間くらいじゃないっすかそれってむっちゃ暇じゃないっすか録画でいいじゃないっすか」
「状況には同情する。だがぼくには関係のない話だ」
「冷たいっすね蒔田さん。……それで業務に支障をきたしたとしたらどうすんですか。例えば、追い込まれた榎原さんがお家から出れなくなっちゃったりとか。実家に帰ったまま戻ってこなかったりしたら?」
「そうしたら別の人間に仕事をしてもらうだけだ。が……」
蒔田は彼女に目を向けた。
「身体虚弱状態になられても、こちらとしては後味が悪い。ストーカー被害に関しては、解決する手段がないというわけではない」
「あるってキッパリ言えばいいじゃないっすか蒔田さんたら」
「というと」道林に任せっきり(というより口を挟めなかった)だった彼女がようやく口を開く。