好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
「そうだね。そろそろ行こうか。なんか……、話せてよかったよ。薫」

「うちら、学生んときこんなんじゃなかったのにね」

「またサッカー連れてってね」

「えうそ、見に行きたい!?」竹田薫は、周囲の注目を集める大声を出した。「また行きたいって言ってるの?」

「……そんな驚くことかな。なんか応援団の熱さとか新鮮で。結構面白かったよ」

「ハマる要素ありそうだねあんた。……いいよ、またいつでも声かけて」

「うん」

 親睦の深まりを感じつつ。

 彼女たちは連れ立って、コーヒーショップをあとにしたのだった。


 * * *


 結婚式。披露宴ともに感動的なものだった。

 何度呼ばれても、こころあたたまる場面に遭遇する。

 知奈が手紙を読んだときなんかは、もらい泣きしてしまった。気の利く友人、竹田薫がハンカチを渡してくれ、マスカラがついて黒くなってしまったら、「あげるよ」と言われ、また泣きそうになってしまった。

 知奈に、「おめでとう」と言えてこころからよかったと思っている。

 二次会は元々やらない予定だったらしい。確かに、妊婦にあの立ちっぱなしで拘束時間の長い二次会は不向きだ。
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