好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
 いったいこの上司がどんな反応をしてくるのか、……怖いのだ。

 結局。


「さようなら! また明日会社で!」


 言い捨てて彼女は逃げた。ホールに響き渡るような大声だったが、みな花嫁花婿を撮るのに夢中で気に留めやしない。

 唯一。竹田薫が「大丈夫?」と声をかけてきたが。


「やっちゃった……」


 と力なく彼女は返した。


 *
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