好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
「見合いといっても、堅苦しいものではない。伯母さんの知人の紹介だ。というより、伯母さんがすごく乗り気だ。先方は、うちの事情も分かったうえで、いいと言ってくれている。まあ双方の意志ありきのことだからね。会って、話して、考えてみるといいよ」

「お父さんは、あたしが結婚したほうがいいと思っている?」

「自分のことを棚に上げて言うのはおかしいがね、だがしないよりもしてくれたほうが父さんは安心だ。なにかあったとき、父さんが遠くにいては紘花を守ってやれないだろう? このあいだの話を聞いたときに、蒔田くんなら安心だと思ったんだ」

 父にとっても蒔田は高評価のようだ。

 えらく、気に入っている様子。

「蒔田さんとは、もう……」

「と思ったから持ちかけてみたんだ。会ってみる気はあるかい」

「まあ会うだけなら」

 と彼女は首肯したのだった。


 * * *


「え。え。え。絶対それやばいすよ。完っ全に外堀埋められてますよ」

「え。でも会ってみるってだけで……」

「なわけないじゃないすか。相手、いくつっすか」
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