好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
 本当に、大事に思ってくれているのだと感じた。


「えっとその、……」彼女は、自分の答えが意味するところを思うと、それを言うのが恥ずかしかった。


 でも、言いたかった。


「あります」


 膝をつきあわせ、正座をした男女が二人。

 互いになんだか照れてしまい、たまらず俯いてしまったのだった。

 彼は、よかった、と答えるのもなんだかデリカシーに欠ける気がして。

 そしてそんなことを告白させてしまった気まずさから。

 彼女は露骨に彼を求めてしまう発言に、気恥ずかしくなり。それでも

 どちらともなく抱きしめ合う。

 キスを交わす。


「場所を変えていいか」

 彼に訊かれ、彼女はこくりと頷いた。


 * * *




 いつかと同じく、お姫様抱っこ。

 違うのは互いが互いを求めていると確信していることだ。

 想いが、行動をかたちづくる。目が合うと、まぶたに、キスを落とされた。

 野蛮な感じで手が動く。「やだちょっとやめてくださいよ蒔田さん」

「やめてもいいのか」

「ほんとは、……続けて欲しい、です」
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