好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
 と、出来立てのうどんをすすらずに道林ミカは榎原紘花が口を開くのを待つ。「言いたいことありましたらなんっでも聞きますぅ」

「……ミカちゃん」彼女は、テーブルのうえに両手を乗せ、頭をさげた。「……ありがとう。粋なはからいに感謝してます……」

「あーやっば。嬉しい。嬉しいです……」道林が胸を押さえた。「やっぱ……、そうなったんですね。おめでとうございます。なんか自分のことみたいに嬉しいです。……二人のこと、じれったいなーってずぅっと思ってたんで……」

「おかげさまで、幸せだよ。ありがとう」彼女は笑顔を見せた。道林がようやくうどんに箸をつける。一口食べる。

 食べたあとに、ずいと顔を寄せた。「それでどうだったんです? 蒔田さん」

「えと。なんの話かなあ?」彼女は空とぼけて見せる。

「決まってるじゃないですか。相性。相性ですよっ」お昼にするべき話しじゃないだろうに。それでも、教えてください、とやけに道林が食いついてくる。
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