好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
実は子どもが居る、なんてこともありえるかもしれない。可能性は否定できない。だって、会社で見せている顔がすべてではないのだから。外での蒔田の顔を、知らない。こんなことを考えていると、蒔田が、知っても。
『おまえは、悪くない』あんな風に言ってくれるだろうか。
「馬鹿馬鹿しい……」
コンロの火を消す。肉じゃがは沸騰して泡立っていた。煮過ぎだ。
考え、なさすぎだ。
(考えもなしに行動するから、こんなことになるんだ……)
二十年以上も生きていれば、自分の悪いところくらい分かってくる。学生の頃よく先生に注意された。『もっと考えてものを言いなさい』と。
目を細めて微笑する蒔田を見たくらいで動揺していては、恋なんかできないじゃないか、いや、資格がないのかもしれない、そもそも。
砂を噛むような思いと共に、彼女は、肉じゃがを入れる器を用意した。
彼女は、気づいていない。
どうして蒔田が赤子を抱いて微笑むくらいで動揺しているのか。理由は。
『おまえは、悪くない』あんな風に言ってくれるだろうか。
「馬鹿馬鹿しい……」
コンロの火を消す。肉じゃがは沸騰して泡立っていた。煮過ぎだ。
考え、なさすぎだ。
(考えもなしに行動するから、こんなことになるんだ……)
二十年以上も生きていれば、自分の悪いところくらい分かってくる。学生の頃よく先生に注意された。『もっと考えてものを言いなさい』と。
目を細めて微笑する蒔田を見たくらいで動揺していては、恋なんかできないじゃないか、いや、資格がないのかもしれない、そもそも。
砂を噛むような思いと共に、彼女は、肉じゃがを入れる器を用意した。
彼女は、気づいていない。
どうして蒔田が赤子を抱いて微笑むくらいで動揺しているのか。理由は。