好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
知奈や啓太の知り合いではあるが友人というほどではないという、ちょうどいい距離感の友人が横浜に居る。その友人は、J2のとあるサッカークラブの熱狂的なサポーターで、Jリーグが発足するまえからサッカー観戦をしているそうだ。発足当初は子どもだったため観戦もままならなかったが、長野からわざわざ電車で行ったこともあるらしい。
関東近辺が守備範囲、とその友人は語る。
「……いつもそんな格好してんの?」
「うん」
上は奇抜ないろのユニフォーム。下はデニムのミニスカート。……ぎりぎり二十代前半とはいえ、無理があるんじゃないか。足元は短めのソックスにスニーカー。
だいだいいまは一月だ。榎原なんか厚手のダウンコートを羽織っているくらいだ。
見ているほうが、寒い。ニット帽をかぶっている辺りが唯一季節感を感じるところだ。
ほっぺにはクラブのエンブレムのペイントまで施されて『紘花もする?』と訊かれたが全力で断った。
彼女は、東京ドーム帰りの頭に鉢巻きをした巨人ファンのおじさんたちを見かけたときの気まずさを思い出していた。
(取り付く島なしって感じ……)
関東近辺が守備範囲、とその友人は語る。
「……いつもそんな格好してんの?」
「うん」
上は奇抜ないろのユニフォーム。下はデニムのミニスカート。……ぎりぎり二十代前半とはいえ、無理があるんじゃないか。足元は短めのソックスにスニーカー。
だいだいいまは一月だ。榎原なんか厚手のダウンコートを羽織っているくらいだ。
見ているほうが、寒い。ニット帽をかぶっている辺りが唯一季節感を感じるところだ。
ほっぺにはクラブのエンブレムのペイントまで施されて『紘花もする?』と訊かれたが全力で断った。
彼女は、東京ドーム帰りの頭に鉢巻きをした巨人ファンのおじさんたちを見かけたときの気まずさを思い出していた。
(取り付く島なしって感じ……)