好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
「弟さんの、お子さんってこと……?」
「兄貴だ」
「かずくんがいつもお世話になっとります」
「世話してるのはこっちのほうだ」
「蒔田さんてお兄さんにそっくりですよね。双子じゃないですよね」
「違う。……榎原。どうにかしろ」
「なにをですか」

「……疲れる」

 どっとその場の全員が笑った。

 薫にしてみれば憧れの選手に近づけるチャンスだ。ぐいぐい迫るのも無理はない。それを、疲れたの一言で切り捨てる蒔田の在り方に、紘花は、改めて蒔田らしさを感じたのだった。

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