好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
フレッシュな新入社員と接すると、かつて通り過ぎた青春の影を思い起こす。カラオケで徹夜した夜。振られて知奈と泣き明かした夜。ハズレな男ばっかりでもっぱら女友達を作るだけに終わる合コン。いくらでも好きなことをしていられる自由を、大学を卒業すると共に、捨ててきたのだ。
新社会人は、捨ててこなきゃならないものがなんなのか分かっていない。そういう初々しい顔をしている。
怖いものに突進していける危うさもあり、見ていて冷や冷やすることも暫しだ。
一色修平も、紛れも無くそんな社会人の一人だった。
「榎原さん。すいません。おれ、議事録作ってんすけど……、ちょっと見て貰えませんか」
「うん。いいよ」彼女は、手を止めたときに、先日一色が会議の議事録を任されたことを思い出した。
Wordのフォーマットが共有フォルダにあるから、議事録を任された者は毎回それを使いまわしている。
(だけどWordはちょっと使い勝手が悪い……、)
「あらまー……」
予想を超えていた。
新社会人は、捨ててこなきゃならないものがなんなのか分かっていない。そういう初々しい顔をしている。
怖いものに突進していける危うさもあり、見ていて冷や冷やすることも暫しだ。
一色修平も、紛れも無くそんな社会人の一人だった。
「榎原さん。すいません。おれ、議事録作ってんすけど……、ちょっと見て貰えませんか」
「うん。いいよ」彼女は、手を止めたときに、先日一色が会議の議事録を任されたことを思い出した。
Wordのフォーマットが共有フォルダにあるから、議事録を任された者は毎回それを使いまわしている。
(だけどWordはちょっと使い勝手が悪い……、)
「あらまー……」
予想を超えていた。