好きバレ! 俺様上司の溺愛が止まりません!
いまも、懸命に入力するはいいものの、同じ間違いを繰り返そうとしている。
「ちょっと。ストップ」彼女はスクリーンに手をかざした。一色の目がぱちくりと瞬く。「あはいなんすか」
「また隣のセル無視して入力してるから、隣のセルが変なところで改ページしてる」
「……これ、フォーマットに問題あるんじゃないすか?」
「あるかもだけど、取りあえず仕上げることを第一に進めようよ。左側のセルにどのくらいの文字数が入るかなんとなく分かったよね。そこクリックして『セルの分割』。してから、保存」
「あ、そうやればいいんすね」
「また分かんないところあったら聞いて」
「あはい。ありがとうございました」
大丈夫だろうか。
ひとの良さそうな笑みを浮かべ頭をかく一色を見て思う。
彼女の不安は、『無事に一色が作業を終えられるか』というのと、『分からないことが出てくるたびに本当に自分のところに頻繁に聞きに来るのではないか』この二点だったが、その後、やっぱり。
一色修平は、その日だけで彼女のところに二十五回質問をしに来た。
「ちょっと。ストップ」彼女はスクリーンに手をかざした。一色の目がぱちくりと瞬く。「あはいなんすか」
「また隣のセル無視して入力してるから、隣のセルが変なところで改ページしてる」
「……これ、フォーマットに問題あるんじゃないすか?」
「あるかもだけど、取りあえず仕上げることを第一に進めようよ。左側のセルにどのくらいの文字数が入るかなんとなく分かったよね。そこクリックして『セルの分割』。してから、保存」
「あ、そうやればいいんすね」
「また分かんないところあったら聞いて」
「あはい。ありがとうございました」
大丈夫だろうか。
ひとの良さそうな笑みを浮かべ頭をかく一色を見て思う。
彼女の不安は、『無事に一色が作業を終えられるか』というのと、『分からないことが出てくるたびに本当に自分のところに頻繁に聞きに来るのではないか』この二点だったが、その後、やっぱり。
一色修平は、その日だけで彼女のところに二十五回質問をしに来た。